自宅防音室(プライベートスタジオ)のススメ

音楽機材/設備

はじめに

皆様いかがお過ごしでしょうか?RUDE THEATERのギター担当Kenです。

早速ですが、DTMerや”音”を扱うクリエイターの方、楽器を演奏する方など、死活問題となっているのが、自宅での作業環境だと思います。
通常の住宅ですとなかなかスピーカーから大音量で音が出せず、ご近所さんへの配慮はもちろんのこと、自宅内でも別の部屋に気を使わなければならないですよね。

スピーカーではなくてヘッドフォンで作業されている方も多いとは思いますが、自宅に防音室があれば周りに気を使わず、それも昼夜問わずに作業できるという最強のメリットが得られます。
デメリットとしては、部屋の構築にそれなりの金額がかかるという点ですが、そこさえクリアできれば最強の環境が手に入るのです!

今回は筆者の防音室導入までの流れや、導入した防音室の仕様などを紹介していきたいと思います。
防音室をご検討されている方は是非こちらの記事を参考にしていただければと思います。

防音室の検討

昔からプライベートスタジオを持つのが夢でいずれ住宅を建てるタイミングで作れたらなーと漠然と考えていました。

時が経ち、マイホームを建てることが現実を帯びてきたところで防音室も検討し始めました。
住宅メーカーを選定する際に、防音室施工実績のあるメーカーを絞り、その中で間取りや価格など総合的に判断し、結果的に1つの住宅メーカーに絞りました。

実際にメーカーの住宅展示場にて防音室も体験させてもらえて、建てる前に実際に自分の目と耳で確かめておくのは大事だなと思いました。

防音室の施工

今回はDAIKEN(大建工業)の防音室ということで、防音のグレードが「スタンダード防音」と「プレミアム防音」が選択できたので、迷わず「プレミアム防音」を選択。
(なんと23年2月にはさらに上位の「スーパープレミアム防音」というグレードが出たとか。)

一生もののプライベートスタジオなので妥協はせずにできる限り(当時の)最上グレードの防音施工でということでこちらを選択しました。

住宅メーカーの営業さんとは別にDAIKENの方と細かい打ち合わせをして、何度も残響時間シミュレーション(部屋のデッド/ライブ感の調整)などをしてもらい防音室の仕様を決めていきました。

筆者の使用用途としては、楽器および声の録音、ミックス、マスタリング、楽器演奏(ギター、ベース)、このあたりの作業を想定していたので、昼夜問わずこれらの作業をしていく中で室内および屋外に影響が出ないレベルの施工をということでお願いしました。

施行中の様子。
壁は石膏ボード、吸音ウール、遮音パネルなど、何層にもわたって重なっており、かなりの厚みになっています。
天井や床も当然防音施工ということで厚みが出ているので、部屋自体は元の広さよりも施工後は狭くなる印象です。
:6畳の部屋を防音施工 → 約4.5畳ほどに

こちらが完成したスタジオ。
いい感じの雰囲気で気に入っています!
遮音性能はDr-50(50dB/500Hz)ということで、室内で発生している音源を約50dB削減できるというスペック。

例えば防音室内でアコースティックギターを弾いた時に仮に80dBの音量が出ているとしたら、部屋の外では80dB-50dBということで約30dBの音で聞こえるといった具合。
ちなみに、30dBというと「ささやき声」や「鉛筆の筆記音」程度のレベルとされている。

防音室を導入してみての感想

結論としては大大大満足。
昼夜問わず大音量で音楽を鳴らしたりエレキギターをアンプで鳴らしたりしても一緒に暮らす家族からクレームは来ませんし、屋外への音漏れもないので、ご近所さんにご迷惑をかけることもありません。

念願だったプライベートスタジオを所有する夢が叶い、本当に作ってよかったと心から思っています。
現在はこのスタジオでRUDE THEATERの楽曲のレコーディングやミックス、マスタリングをしたり、RUDE THEATERのラジオ番組「RADIO OF RUDE THEATER」の収録、編集をしたりと「音」に関する様々な作業をしています。
今後も、このスタジオで良い作品をたくさん生み出していけたらと思っております!

ということで、最後まで読んでいただきありがとうございました。
防音室をご検討されている方の参考になれば幸いです。

ミックスや音声編集等のご依頼受付中!

現在、当スタジオは「Studio I.C.E.S.」という名前で稼働しておりまして、こちらにて映像作品のMAを始め、”歌ってみた”や”バンド音源”など音楽のミックスやマスタリング、その他様々な音声編集全般のご依頼を受付しております!
料金などはご依頼内容によりその都度ご相談させていただきますので、お気軽にお問い合わせください!

お問い合わせは、筆者のTwitterアカウントへDMまたはリプライを飛ばしていただければと思います!
ご依頼お待ちしております!

Twitterアカウント : Ken@RUDE THEATER(@k_ag2)

「Studio I.C.E.S.」の「I.C.E.S.」には「Idea(発想)」「Creation(創造)」「Expression(表現)」「Sensibility(感性)」という意味が込められています。

投稿者プロフィール
Ken

「RUDE THEATER」のギター担当。
ポッドキャスト番組「RADIO OF RUDE TEHATER」ではパーソナリティを務め、プライベートスタジオ「Studio I.C.E.S.」ではサウンドエンジニア / エディターとして活動している。
映像作品のMAやナレーション(ボイスサンプル、ラジオCM、場内・館内アナウンス等)の整音、バンド音源や歌ってみた等のミックス(MIX師)およびマスタリング、その他音声編集全般のご依頼ありましたら各種SNSのDMやリプライにてお気軽にお問い合わせください。

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